さて、IT業界には「IT土方」という言葉があります。
IT土方とは何かわかりますか??
そう、プログラマーのことを「IT土方」と読んでいるんですね(´Д` 😉
プログラマー、プログラマーと言いますが、プログラマーは建築業界でいう土方作業員です。
システムエンジニア(SE)の指示によって、日々せっせとコーディングに励むわけです。
このあたりのことは、プログラマー(PG)とシステムエンジニア(SE)の違いは?で詳しく書きましたので興味のある方はぜひ!
んで、土方というからには、プログラマーは上の者の指揮にしたがって仕事をします。
自分から企画したり、お客様と案件を進めることは基本ありません。
設計書にしたがって、しっかりとしたコードを書くことがお仕事なわけです。
そんなプログラマーの仕事ですが、ネットでググってみたらわかる通り、評判があまりよくありません…!!
「長時間労働当たり前」
「休日出勤当たり前」
「低賃金」
「ブラック企業」
ネガティブなイメージばっか!!!
あまりにもひどい労働条件に、せっかくプログラミングに興味を持ってエンジニアになりたいと思っても、いま一歩、前に踏み出せない人も多いのが正直なところだと思います。
プログラマーでぶっちゃけきついんじゃないの?
プログラマーになったら、人生オワコンじゃないの?
プログラマーになったら、毎日残業で過労死してしまうんじゃないの?
プログラマーになってしまうと、激務で鬱になってしまうんじゃないの?
プログラマーになったら不幸になってしまうんじゃないの?
などなど、せっかくプログラマーになりたいと思ってもネガティブな情報に不安になってしまうのではないでしょうか?
かくいう私も「IT土方」のひとりです。
私は、29歳の時に、完全未経験からプログラマーに転職しました。
正社員として雇われてはいるもの、開発は自社ではなく、いわゆる派遣型で、他社に駐在しながらプログラマーとして働いています。
プログラマーになってから、現在までは、アプリゲームの開発に携わっています。
1年前までは、まさか自分がスマホゲームの開発をしているなんて1%も思っていませんでしたから、人生何があるかなんてわからないものです。
まだプログラマーになって経験も浅いですが、短い期間でも嬉しいことも嫌なこともたくさん経験しています。
今回は、IT土方になってみて、日々、どんなことを感じているか、自分の経験を書いてみようと思います。プログラマーになりたい人の何かしらの参考になれば幸いです!
追記:
未経験からエンジニアに転職して3年が経過しました!
この3年間は本当にいろいろとありましたが、現在の自分の状況はこちら↓
https://pro-web-engineer.com/post-1860-1860
IT土方は派遣型
基本、プログラマーは他者に派遣されることを想定した方がいいと思います。
自社開発に携われるのはよほど大きな会社か、有能なプログラマーだけだと思います。
私も、この派遣型のプログラマーで今も他社に常駐して、日々、プログラミングしています。
派遣ということは、正社員でありながらも、駐在先の会社を決めるために面接を定期的に受け続けなければなりません。
案件自体も、数ヶ月という短期間のものから何年にも渡る長期間のものまでありますので、人によっては年に何回も面接を受ける必要が出てきます。
といっても履歴書や派遣先の会社などは、自社の営業さんが対応してくれるので、自分自身で仕事をみつけてくるということはほぼないと思っていいと思います。
ただ、現在の進捗が営業さんを通さないと把握できないので、ある日急に「明日面接ね!」とか「今の現場、今月いっぱいね!」と言われることも多いです。ぶっちゃけ理不尽だと思うことも多しですε-(´∀`; )
また面接がめちゃくちゃ苦手な人は、少し大変だと思います。
もちろん、会社もどこかに受からせることに必死ですのでいろいろとフォローはしてくれますので、有利に面接も進められると思います。(コネもあるかも??)
また面接も数をこなせば次第になれてきます。
ぶっちゃけ、面接で聞かれることもある程度決まっています。
面接を受けていても、また同じような質問だと思うようになります。
そもそも数十分の面接などで、その人の人格やスキルなんてわかりません。
面接に落ちても、落ち込む必要もありませんし、落ち込む暇もない間に次の面接が入っていることでしょう!苦笑
ただ環境が定期的に変わったりしますので、ひとつのところで長く働きたいなと考えている人には少しストレスを感じるところかもしれません。
プログラマーは業務委託が最強
IT土方は他の会社に駐在するということは、その会社にとって、私たちの立場は業務委託という立場になります。でもですね、この業務委託という立場がプログラマーにとっては最強の働き方ではないかと最近よく思うんですよ。
その理由としては、まず単価の高さ。
プログラマーの平均の単価は、月に最低40万くらいは見ていいと思います。
給料でいきなり初月から40万をおもらえるところなんてなかなかないですよね?
プログラマーは技術職ですので、個々人のスキルや需要次第で、もっと高額単価を狙うことも可能です。
年収1000万クラスもゴロゴロいる世界ですので、自分のスキル次第で、もっと上を目指すことは可能です。
その次の理由としては、正社員ほど責任をおう必要がないこと。
自社開発の場合、コンテンツにエラーが発生した場合、休み中でも対応をする必要があります。しかし、業務委託の場合は、正社員ほどの責任は求められないので、基本、業務時間外の勤務は必要ありません。
もちろん、仕事は責任を持ってやる必要はありますが、いつも仕事のことに振り回されるような正社員になるよりかは、業務委託という立場で気楽に仕事をする方がプログラマーとしては理想の働き方なのではないかなと思う次第です。
もし会社が合わなかったり、上司が気に食わなかったら、最悪やめたらいいんです。
まだまだプログラマーは人材不足ですので、探せば仕事はいくらでもありますし、今後しばらく仕事に困ることはないでしょう。
今は、自社に所属して、業務委託をしている状態です。手取りは20万ほどです。
自分の単価は知りませんが、おそらく単価の半分以上は会社が持っていっているんだろうなと想像します。
いずれは、フリーランスとして独立して、自分で営業活動をして、業務委託をしたいと考えています。
追記:
エンジニア転職してから1年半後にフリーランスになりました!!
ちなみに、フリーランスになるのはなるべく早い方がオススメです。
年齢を重ねてからフリーランスになったとしても、サラリーマンの場合は年功序列で給料がアップするので、会社に勤めていた時と比べても、フリーランスになってもあまり給与に差がでない場合があるので、なるべく若いうちに独立した方が、お金の面でメリットを受けやすいからです。
若いうちからしっかりと稼いでおいた方が、いろいろと自分に投資もできますし、チャンスも広がりますので、独立に興味のある方はぜひ検討して見てくださいね^^
環境によっては、同期とまったく違う環境なのに、給料に差もでる
就業形態は現場によって、変わります。ある人は、残業もなく、仕事も楽勝で、休みたい時に自由に休めるような現場もありますが、一方、毎日の残業3〜4時間は当たり前、リリース前で現場は毎日火の車みたいなところもあります。
これほどまでに現場は違うのに、給料は一緒だったりします。
「フザケンッッッな!!」と思うこともゼロではないです….w
プログラマー35歳定年説
プログラマーは35歳を過ぎると、もうプログラマーの寿命は尽きたと言われることがあります。
理由は簡単。老化に伴って、記憶力が衰え、物覚えも悪くなって、若いやつらに勝てなくなると言います。
ついついこの定年35歳説を聞くと、プログラマーは35歳を超えると、全く役に立たなくなって、会社から捨てられて、仕事がなくなるというようなネガティブなイメージを抱いてしまうのですが、
果たして本当にそうでしょうか?
自分はまだ35歳ではありませんが、プログラマーが35歳が定年とは全く思いません。
単に年齢を言い訳にして、勉強を怠っているだけなのではないでしょうか?
プログラミングの勉強は年齢や環境に左右されず、いつだって、どこだった勉強できます。
限界なんてないです。自分が勝手に限界を決めつけているだけです。
アスリート業界では、40、50歳という高齢で、まだ毎日新しいスキル獲得に向けて猛烈にトレーニングに励んでいる人もいるんです。
プログラマーも同じです。
また経験と年齢を積み重ねることによって、見えてくる世界があります。できること、任されることも増えて、次第にプログラマーとして熟してきます。
35歳で定年どころか、35歳以降が働き盛りだと私は思っています。
とまあ、いやなことばかり書いてきましたが、もちろんメリットもたくさんありまっす。
デメリットばかりじゃやってられないですよね!
大企業にあっさり潜りこめたりする
はい、大企業にあっさり入れたりします。新卒では絶対に入れないような会社に、すんなり採用されてしまうことが多々あります。
綺麗なオフィス、会社のサービスは使い放題など、待遇は正社員と変わりません。
実際に、大企業で働いてみると内部から会社のことを見れますので、「案外大企業も大したことないな」とか思えることも少なくありませんw(ぶっちゃけね)
これって、新卒の就職活動じゃなかなか体験できることじゃないです。
しかも一つの会社だけではなく、いろいろな会社を実際に働きながら見て回ることができるわけです。
長時間労働っといっても1日の全てが忙しいわけではない
よくプログラマーはブラックだとか、長時間労働とか言われます。
実際、現場によっては月の稼働時間が200時間を超えて、毎日2〜3時間の残業当たり前みたいな所も正直あります。
けれど、その勤務時間がすべて忙しいわけではないんです。
アプリのリリース前などは、猛烈に忙しい時期もありますが、
逆にやることが全くなくて、適当にネットサーフィンして、定時になった瞬間に即退社みたいな日ももちろんあるわけです。
1日中、ご飯も食べれないほど忙しいと言うわけではなく、緩急を感じながらゆるく働けますし、そもそもプログラミングが好きであれば、フロー状態に入れますのでそこまでキツイとは感じにくいです。
案外、仕事が辛いと感じる部分は家から仕事場までの距離が長かったり、毎朝の通勤ラッシュなど業務とは違ったことが原因だったりします。
学校の先生とかの方がよっぽど激務です。
IT土方の捉え方で良いも悪いも決まる
ようは考え方次第なんですよね。
実際にやってもいないのに、ネット上のネガティブな発言に耳を傾けて、
プログラマー=ブラック労働=過労死
みたいなイメージを持ってしまってはいけません。
プログラミングはとても面白い作業なんです。
自分でアプリやゲームなど、なんだって作れるんです。
遊び感覚で仕事をしている人も多いのが特徴なんですよね。
面白いから仕事に夢中になる。夢中になれるから、どんどんスキルアップして、気がつけば一流のエンジニアに到達するわけです。
給料だって、スキル次第で、普通のサラリーマンよりガンガン稼げますし、これからの世の中もプログラミングに需要が集まってきます。
プログラミングが必要とされる時代が目の前まできています。
猛烈に勉強しましょう!
プログラミングに情熱を抱きましょう!
プログラマーになりたいと思ったら、まずは転職エージェントに相談して見て!
プログラミング未経験でも採用をしてくれる会社は、探せばいくらでもあります。
転職は人生の一大イベントですので、会社選びは慎重にしたいところですよね!
少しでもプログラマーに転職したいなと考えたなら、まずは転職のプロに相談してみましょう!
スキルがなくても、プログラミング未経験でも、年齢が30歳でも、積極的にあなたの就職支援をサポートしてくれます!
転職エージェントは完全無料で利用できて、あなたと企業とをマッチングしてくれます。
履歴書の書き方から、面接の指導まで徹底的にしてくれるので、比較的短期間で採用されることが可能です。
あなたの長所も的確に教えてくれるので、面接などで自分自身をアピールすることも簡単ですし、あなたにぴったりの優良企業も紹介してくれます。
転職エージェントに掲載されている企業は、あらかじめ審査しており、過酷な労働環境や極端な離職者がいるような会社はリストから除外されています。
いわゆるブラック企業に就職するリスクがゼロになります。
長時間労働いやだ、過酷な現場はいやだ、辛い仕事はいやだなどなど、自分が恐れているような現場と遭遇することは皆無です。これも全部、転職エージェントがしっかりと審査をしているから!
これってひとりで転職活動していたら、なかなか難しいものがありますよね。
未経験からプログラマーを目指す場合、いろいろと不安なこともたくさんあると思いますが、転職エージェントに相談すれば、きっとあなたの力になってくれます!