高卒で卒業から何年も経っているけど、プログラミング未経験からエンジニアに転職することはできる?
今回は、こんなお悩みにお答えします。
プログラマーは誰でもなれるとはよく聞く話ですが、実際のところはどうなのでしょうか?
プログラマーはIT土方と呼ばれることも多く、下請けで労働環境が劣悪といったネガティブなイメージを持たれる方も多いです。
その辺りのことを、さっそく書いていきます。
IT土方とは何か?
そもそも、IT土方とは何を指すのでしょうか。
エンジニアのお仕事は、主に上流工程を行うシステムエンジニア(通称SE)と、下流工程も行うプログラマーに分けられます。
システムエンジニアは、実際にコードを書くこともありますが、お客さんと打ち合わせをしたり、プロジェクトの設計をしたり、幅広く仕事をします。
一方、プログラマーは、システムエンジニアが設計した仕様書を元に、プログラミングをするお仕事です。
これを建築で言い表すと、システムエンジニアは建築士、プログラマーは実際に工事をする土方といった感じです。
なので、実際に組み立てる作業をするプログラマーの方をIT土方というんですね。
あくまでこれはイメージなので、だいたいこんな感じなのかなと思ってもらったら大丈夫です。
またIT土方は労働環境が劣悪で、ブラック企業で働かされるのではないかと思われる方も多いと思います。
その辺りのことはこちらの記事にまとめています。
学歴は関係ない
まず、エンジニアに学歴は全くと言っていいほど、関係ありません。
自分が所属していた会社も、高卒でのし上がっていた人がたくさんいました。
ある人は、家を追い出されるほど、金欠な状態で、PCもなく、紙でプログラミングを勉強し始めたところから、エンジニアになり成功した人もいます。
自分も、プログラマーになるまではミュージシャンを目指して音楽活動とバイトばかりしており、社会人としての経験もゼロでした。
そんな状態でも29歳からプログラマーに転職活動を開始したところ、プログラマーになり、今はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。
学歴ではなく、純粋に技術力で勝負できるところがエンジニアのいいところでしょう。
未経験でも大丈夫
未経験から本当にエンジニアになれるか不安に思われることも多いと思いますが、未経験からエンジニアになることは可能です。
自分も完全未経験からわずか1ヶ月で正社員としてエンジニアに転職することができました。
実際に未経験からエンジニアになる方が大半です。今後、ますます未経験からエンジニアに転職する人は増えていくでしょう。
未経験からエンジニアに転職する方法はこちらの記事をどうぞ。
労働環境がブラックじゃないの?
未経験からエンジニアに転職する場合、学歴や経験を問わない理由から、労働環境がブラックだと不安に思われる方も多いです。
実際にどうかと言われますと、現場派遣型のエンジニアの場合は、派遣される現場で労働形態が大きく変わります。
仕事もゆるく、毎日定時上がりな現場もあれば、休日出勤や夜勤がある現場もあります。
未経験からエンジニアになるとブラックなわけではなく、現場に左右されるといった方がいいでしょう。
自分もいくつか現場を経験してきました。
ホワイトな現場は、基本定時上がりで、仕事もめちゃくちゃゆるいところでした。遅刻や週に何回かはリモートワークも可能です。
一方で、比較的ブラックだなと感じたところは、休日出勤もしつつ、こなすタスクが尋常じゃなく、次第に自分も体調を壊してしまいました。
まあ、ホワイトだからいいわけではなく、多少ブラックな現場を経験した方がエンジニアとして他人より何倍ものスピードで成長することができます。
このあたりのことはこちらの記事に書いています。
人生逆転は可能
学歴ではなくても、エンジニアになり、人生を逆転することは十分に可能です。
逆転する基準は人それぞれありますが、まず間違いなく、今後の人生が楽になるでしょう。
今後もますますIT化が進み、エンジニアとして仕事がなくなることはないです。
自分にスキルがあれば、学歴関係なく、収入を高めることが可能です。
ある程度、実務経験を積めば、フリーランスになり、会社員の頃よりも何倍も収入を上げることができます。
月収100万円を稼いでいるエンジニアも少なくありません。
またリモートワークを取り入れている企業も増えてきており、会社員やフリーランスでも、自分の好きなところで自由に働くこともより当たり前になっていくでしょう。
リモートワークを取り入れることで、毎日の満員電車に揺られることもなく、家族の時間を大切にしたり、いろいろなところを旅しながら働くスタイルも可能です。
エンジニアになるのは簡単、なってからが大変
エンジニアになるのは誰にでもなれます。未経験でも積極的に採用している会社も多く、年齢も比較的幅広く見てくれます。
ただし、エンジニアになってからが大変なんです。
未経験からエンジニアになる場合は、特に最初は覚えることが多すぎて、きっとキツイと思います。
自分も未経験からエンジニアになりましたが、最初の会社の研修でかなり苦労しました。
詳しくはこちらの記事に書いていますので、気になる方はどうぞ。
またエンジニアは常に勉強しなければなりません。
技術は常に進化しており、せっかく覚えた技術が10年後も使われていないことも多々あります。
自分のスキルを高めるためには、ある程度、プライベートでも勉強する必要があるでしょう。
エンジニアもやめてしまう大きな理由の一つとして、プライベートも勉強したくないというのがあります。
まとめ:エンジニアは学歴関係なく未経験でもエンジニアになることは可能
エンジニアは未経験でも、高卒でも、卒業してから何年も経っていたとしても、転職することは可能です。
エンジニアになることで、よほどのエリートから転職しない限り、生活が楽になることでしょう。
IT土方はネガティブなイメージがありますが、実際は派遣された現場によると考えてください。
もしめちゃくちゃキツい現場に飛ばされたとしても、嫌ならすぐに辞めることも可能です。
現場をやめても、すぐに新しい現場を見つけることができます。
真面目にコツコツとプログラミングをすればするほど、やった分だけの成果はしっかりと報酬として帰ってきます。
エンジニアはとても大変なお仕事ですけれど、その分、時代の需要があり、やりがいのあるお仕事です。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。