今回は、JavaScriptの演算子について学習していきましょう。
演算子とは、+やーを使った基本的な計算や、比較の時に使用する==など
これらはすべて演算子です。
演算子と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、基本的な計算の方法や、比較の方法を確認するんだなーと思ってもらえればOKです。
算術演算子:基本的な計算
計算など数学的な演算を行うのが算術演算子です。JavaScriptの計算方法について確認しましょう。
足し算 | + | num1 + num2 |
引き算 | – | num1 – num2 |
掛け算 | * | num1 * num2 |
割り算 | / | num1 / num2 |
余り | % | num1 % num2 |
インクリメント演算子 / デクリメント演算子
インクリメント演算子、デクリメント演算子とは、数字を+1、ー1する書き方です。
let num = 1; num = num + 1; num++; // 同じこと console.log(num); // 2
num = num + 1;
と書いても、 num++
と書いても、処理は同じことです。
++ と書くことで +1
— と書くことで -1
されることは覚えておきましょう
また、++num, num++ のように++を前方、後方に置いたときの違いも押さえておきましょう。
let num1 = 1; let num2 = num1++; console.log(num1); // 2 console.log(num2); // 1
let num1 = 1; let num2 = ++num1; console.log(num1); // 2 console.log(num2); // 2
let num2 = num1++; はnum2 にnum1 を代入してから、num1 を+1
let num2 = ++num1; はnum1 を+1してから、num2 にnum1 を代入
しています。
この違いを理解しておかないと、バグにつながることもございますので
++ を前方、後方に置いた時の違いはしっかりと理解しておきましょう。
代入演算子
計算と代入を一度にしてくれる演算子です。
足し算 | += | num += 1 |
引き算 | – | num -= 1 |
掛け算 | * | num *= 2 |
割り算 | / | num /= 3 |
余り | % | num %= 2 |
まずはこのあたりの基本を押さえておけばOKです。
比較演算子
== | a == b | a と b は等しい |
!= | a != b | a と b は等しくない |
< | a < b | a より b の方が大きい |
<= | a <= b | b は a 以上 |
> | a > b | a と b より大きい |
>= | a >= b | a は b 以上 |
=== | a === b | a と b は等しい |
!== | a !== b | a と b は等しくない |
等価演算子 (==) と厳密演算子 (===) の違い
== と === の違いは、厳密演算子 === はデータの型まで比較します。
console.log('1' === 1); // false console.log('1' == 1); // true
データの型まで比較しない緩い比較だと、バグにつながる可能性があるので
比較は厳密演算子 === で書くようにしましょう
論理演算子
複数の条件式をつなぐ演算子です。
&& | num1 === 1 && num2 === 2 |
|| | num1 === 1 || num2 === 2 |
&& は「かつ」、|| は「または」になります。
num1 === 1 && num2 === 2
は、num1 が1である、かつnum2 が2である
num1 === 1 || num2 === 2
は、num1 が1である、またはnum2 が2である
になります。
if文の条件式に使用しますので、押さえておきましょう^^