未経験からエンジニアに転職される場合、
どんなに独学しても、おそらく現場に入ると、大半がわからないことだらけだと思います。
なので、自分に任された仕事を完遂させるためには、どうしても周囲の方に質問しないといけない場合が多いでしょう。
ただ、
IT業界あるあるかもしれませんが、気軽になんでもかんでも質問すると、ダメ出しされたり、嫌な顔をされることも、珍しいことではありません。
では、どのような内容だったら質問したらいいのでしょうか?
質問するということは相手の時間を奪っている
まず、質問するということは、「相手の時間を奪っている」ということは意識するべきでしょう。
IT業界で忙しい人は、とんでもなく忙しいです。
今の現場の社長は、運転中も助手席にPCを置いて、信号がとまるたびに仕事をするレベルの忙しさ。睡眠時間は平均2−3時間だそうです。
本当にいつ寝てるのと思うレベルで忙しいかたもいらっしゃいます。
ただ、そのような方ほど、プロジェクトの中心人物なので、その方に聞かないとどうしても解決しないこともあります。
なので、そのようなときは質問する内容もものすごく精査しますし、じゃっかん勇気もいります。(まあ、自分は神経質なところもあるかもですが…)
さすがにみんながみんな、ここまで忙しいことはまれですが、相手の時間を奪っている感覚というのはもっておいた方がベターかと思います。
質問内容を簡潔に
嫌がられる質問は、あーだ、こーだ、と前置きが長く、何を言いたいのか全くわからない質問です。
大切なことは、
- 何が問題?
- 原因は何?
- 何を試した?
- 何をききたい?
を簡潔に質問することです。
例えば、
何かしらのエラーにハマって解決できない場合、
〜画面で〜のエラーがでています。
〜が原因かなと思い、〜を試したがうまくいきませんでした。
何か原因がおわかりになりますでしょうか?
というような感じで、エラー内容と合わせて報告するとよろしいかもしれません。
質問は口頭ではなく、チャットで投げてもOK
質問は口頭ではなく、チャットなどで質問してもよろしいかもしれません。
チャットで質問をなげておくと、相手のタイミングで返信してくれます。
一方、口頭で質問すると相手の集中を切らしてしまうこともありますし、
電話中なのに話しかけている方もいらっしゃいます。(あせっていると、案外気づきにくい)
自分で抱え込みすぎないこと
IT業界は、他の業界よりも質問することに気を使いがちです。
ときには勇気がいるときもあるでしょう。
ただ、未経験から転職されるなら、わからないのは当たり前。
わからないまま、自分で抱え込みすぎてしまうと、タスクは進まず、会社としても何もメリットはありません。
自分も質問することに、気を使ってしまうタイプですが、
どうしても質問しないと解決できないときは、
「自分が嫌な思いをするより、企業のタスクが前に進まないことが問題だ」と開き直るようにして、すこしでも自分のタスクが滞らないように、恥をしのんで質問することも多かったです。
なんでもかんでも質問することはよろしくはありませんが、
どうしても解決できない問題を何時間も抱え込むのは時間の無駄です。
何が雇い主にとって一番よい結果なのか考えることも大切でしょう。
まとめ
IT業界で働く上では、質問することは、避けては通れません。
経験があっても、現場がかわったら初心者に逆戻りです。
どんなにベテランでも新しく参入される方は、質問されます。
ただ、経験を積むと、何を質問していいのか、何を自己解決するべきなのか、
だんだんと感覚的にわかってきます。
あせることなく、まわりと比べず、少しずつ成長していきましょう。